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【社長インタビュー前編】精肉業界の”向かい風”をチャンスに変える──バリューネットワーク独自のビジネスモデルとは

みなさんこんにちは!ジャパンクリエイトグループ(以下、JCG)採用担当です!

本日は、当グループ会社の一つである株式会社バリューネットワーク(以下、VN)代表取締役の齊藤社長にインタビューを行いましたので、ご紹介いたします!

人口減少や原材料費の高騰など、精肉業界全体が厳しい環境に置かれる中、VNは2020年3月期から2025年3月期の5年間で、店舗数は387店舗から2,755店舗へ7倍以上に拡大させ、売上も約143億円から約268億円へと1.9倍に伸ばしてきました!
ドラッグストアなどへの小型店舗を中心に出店をぐっと加速させながら、業界の逆風の中でも売上を着実に積み上げています。

なぜ同社は売上・店舗数ともに成長を続けられているのか、その理由を齊藤社長に突撃インタビュー!
全3回にわたって、VNの事業の仕組みから、社員の働き方、そして今後の展望までをじっくりお届けします。

第1回となる本記事では、業界の実情と、VN独自のビジネスモデルについて深掘りします!

この記事でわかること

  • 精肉業界が抱える構造的な課題と、バリューネットワーク(VN)の成長の背景
  • 「アウトパック」「インストア」という他社にない独自のビジネスモデル
  • テナント事業と卸事業を組み合わせることで生まれる、VNならではの商品力とシナジー

■まず知っておきたい、VNのビジネスモデル

VNは、「精肉」を扱う事業を行っています!大きく分けて3つ、「生鮮テナント事業」を中核に、「食肉卸事業」「飲食事業」を展開しています。

① 生鮮テナント事業(メイン事業)
「VN(営業)」「委託者」「店舗(バイヤー)」という3者の関係で成り立っています。

・VN(営業):委託者とバイヤーの間に立ち、売り場運営全体をコーディネートする役割
・委託者:精肉の加工・生産を担う個人事業主・法人
・バイヤー:小売店本部で仕入れ・取引先選定を担う、VN営業の主な商談相手

運営方式は2つ。インストア方式(店舗バックヤードで加工し、そのまま売り場で販売)と、アウトパック方式(VNの精肉工場で加工し、店舗へ配送)です。

② 食肉卸事業
高級食材「ストックヤードビーフ」などの独自の仕入れルートを持ち、鶏肉事業も展開。またテナント事業と組み合わせることで、自社内で柔軟に在庫をコントロールし、食品ロスの削減に繋がっています。

③ 飲食事業
テナント・卸事業で培った商品力を活かす場として展開。

Q1. VNが売上・店舗数ともに成長し続けている要因は何でしょうか。業界の追い風なども含めて教えてください!

正直にお話しすると、業界全体には追い風はほとんどなく、向かい風ばかりなんです(笑)。人口減少により食べる量の総量も自然と少なくなりますし、最近では令和の米騒動なんていうものもあって…。消費者が食費に使えるお金は変わらないので、その中でより安く買えるもの、代替品となるものを選ぶなど、事業を扱う我々から見ると「客単価」が下がる傾向にあるんです。さらにナフサ高騰で、手袋やパック、ラップといった消耗品も値上がりしていて、損益構造の見直しが避けられない状況ですね。

そうした厳しい環境の中で私たちが成長できているのは、独自のビジネスモデルの構造にあると考えています。以前はスーパーやドラッグストアなどの売り場を借りて商品を並べる『アウトパック』という仕組みがメインでした。

しかし今は『アウトパック』に加えて『インストア』という、他社には簡単に真似できない仕組みを提供できるようになりました。これによりバイヤーさんから『バリューネットワークは良いよね』という評判が広がって、こちらからお願いするのではなく、向こうからオファーをいただける状態になっているんです。

Q2. なるほど、インストアとアウトパックという2つの仕組みが、他社にはない強みになっているということですね! 具体的にはどのような仕組みなのでしょうか?

詳しく説明すると、まず『アウトパック』は、店舗の外で精肉を加工・パック詰めし、各売り場に配送していく仕組みです。この中核を担っているのがVNの『プロセスセンター』という加工拠点で、ここで集約的に加工された精肉が、各店舗の売り場へ配送・陳列されていきます。

もう一つの『インストア』は、店舗の中に精肉の加工を行う場所を持つ形態です。スーパーのバックヤードに加工場があるイメージですね。売り場の様子をリアルタイムで確認しながら、『これは売れているから多く出そう』『今日は天気が悪いから少なめにしよう』といった調整を、その場で柔軟に行うことができるんです。この“調整できる強み”に加えて、加工したての精肉をすぐに売り場に出せるため鮮度を維持できるという点も大きなメリットですね。

つまり、私たちの独自モデルの2本の柱は『アウトパック』と『インストア』であり、それぞれ異なる強み——アウトパックによる集約的な効率化と、インストアによる現場での柔軟な調整力・鮮度維持——を持ち合わせることで、他社には簡単に真似できない仕組みになっているんです。こうした仕組みが評価されて、委託者の数もこの数年で30人規模から100人規模まで拡大しました。

Q3. 委託者の数が3倍以上に増えているとのことですが、その分、営業として関わる店舗の数も増えているということでしょうか? VNならではの事業の広がりについても教えてください!

その通りです。委託者の数が増えれば、それだけ社員が関わる取引先や店舗の数も増えていきます。若手であっても複数の店舗・委託者を任される機会が多いのは、まさにこの成長の裏付けともいえますね。

そしてもう一つ、私たちの強みを支えているのが、テナント事業と食肉卸事業を組み合わせたシナジーです。象徴的なのが、オーストラリア産の長期穀物肥育牛『ストックヤードビーフ』です。ストックヤードビーフは180日以上穀物を食べさせて育てるため、塩と胡椒だけで美味しく食べられる高級品で、関西でこの牛肉を扱えるのは当社だけという状況なんです。日本では黒毛和牛が最高級とされていますが、世界的に見るとこうした長期穀物肥育のオーストラリア牛こそが最高級とされていて、脂の質も非常に良いのが特徴です。

食肉卸売事業はM&Aを経て『卸一本』の体制に集約し、鶏肉の事業部門も新たに立ち上げました。その結果、鶏肉の売上は6,000万円規模から2億円規模まで成長しています。また、ハーブ鶏など、香りや風味に特徴を持たせた商品や、パッケージのデザインを工夫することでブランド感を演出する取り組みも進めています。加えて、自社内で在庫を柔軟に調整できることも大きな強みですね。

まとめ:精肉業界の”向かい風”を追い風に変える、バリューネットワークの独自モデル

精肉業界は人口減少や原材料費高騰による構造的な逆風が続いていますが、VNはその中でも独自のビジネスモデルによって成長を続けています。

VN・委託者・バイヤーの三者が連携する仕組みの中で、VN営業がコーディネーターとして売り場運営全体をサポート。「アウトパック方式」と「インストア方式」という2つの運営方式に加え、食肉卸事業とのシナジーによる商品力の強化が、他社には真似できないVNの強みとなっています。

中編では、この事業を支えるVN営業職のリアルな仕事内容と、そこで身につくスキルについて詳しくお伝えします!

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