人の成長が会社の成長に比例する。
‘‘現場力を活かす組織作り‘‘
「食品ゾーンの集中レジやフロア管理の受託業務というのは、店舗のスタッフの対応力が全てなのです。他社との差別化はそこが一番のポイント。だから、お取引先様と話す時も、絶対的な自信を持って商談ができます。」と爽やかな笑顔で語る丸山副社長。
その秘訣をもう少し話して欲しいと投げかけると、「私自身も含めて、本部社員は全員店舗経験者であり、そこからマネジメントを経験し、適材適所の部署に配属されます。だから、最前線で頑張るスタッフの喜びも、悩み事も苦労も、自身で経験してきたことばかりだからこそ、店舗スタッフの気持ちが理解できます。そうすると、店舗スタッフと本社の人間関係がとても太く長く結びついていきます。そこに対応力の強さが生まれます。もちろん会社としては頻繁に研修セミナーを実施したり、全国約150店舗で競い合うサービスコンテストを開催したり、意欲を刺激するしくみは作っていますが、基本はやはり“人と人とのつながり”。同じ会社で働く連帯感の強さは、他社には負けないんじゃないでしょうか。」
副社長のような人がたくさんいるから、乗り越えられてきた。
副社長直属のチームで、全幅の信頼を寄せられるディベロッパーサポート部の部長代理、岡本美穂さんは「副社長のような人がたくさんいる会社ですね。」といいます。「新卒で入ったコスメ関係の業務で仕事は面白かったけれど、自分がパーツでしかないところに満足感が得られなかった。転職を決意したものの、接客の仕事は続けていきたい。悩んでいても仕方がないと“つなぎ”で入ったアルバイトが地元の店舗です。そこで、当時店舗のマネジメントをしていた丸山副社長と巡り合いました。」その仕事ぶりを認められ、アシスタント、マネージャー、エリアマネージャーへとキャリアアップに繋がりました。その後「教育に興味はないかな?君にこそ向いていると思う」と広い目線を開かせてもらった。さらに、係長、課長、部長代理と現在のポジションにたどり着いたそうです。そういう「自分の能力を引き上げてくれる上司がたくさんいるので、働くのが楽しい職場」だといいます。
「現在は接客マニュアルの作成や、集中レジのトレーニング、コーチング、月毎のセミナーなどを企画、実施しています。また出来るだけ多くのスタッフにスポットライトが当たるサービスコンテストを3ヶ月に1回実施しています。全国約150店舗の全てに順位がつくのでかなり真剣です。例えればミシュランの星のようなもので、みんな本気で狙っていますね。評価されると非常に大きな自信に繋がっていると思います。」
スタッフから何でも相談される岡本さんは、「レジ業務って、お客様が店内で買い物をされた後の、最後のゲートなんです。だから、お客様に豊かな気持ちでお店を後にしてもらえる役割が、私たちに任されているのです」といいます。たくさんの社員に働くことの喜びを伝えている彼女もまた、会社の大切な人材として成長しています。女性の管理職としても、さらなるステップアップが期待されています。
人と人とのつながりが、会社を強くする。
同じくもうひとり。丸山副社長の信頼を勝ち得ている若手スタッフが、課長代理の光井一馬さん。「いかにサービスクオリティの高い人材やチームが入り、お客様の店舗を人気の店にできるかという点に熱意を注ぎます。簡単に言うと、接客を通して人気店を作り上げるのが使命、ということです。長期的には、そんな心のこもったサービスは店舗の売上も必ず押し上げ、他店舗もこぞって導入していただけることになります。その最もわかりやすい成功事例が、お取引様の信頼を得て、百貨店、駅ビルへの横展開へと繋がっていきます。」
そんな自信を持って日々の業務に精力的に励む光井さんも、「この仕事は本当に自分に向いているのだろうか?」と深く悩んだ時期があったようです。そんな時に声をかけてくれたのが、やはり丸山副社長だといいます。「君の得意なことは何なのか?特化できる仕事はどんなことなのか?一緒に考えてみようよ。こんな選択肢だってあるから…」と、親身になって相談に乗ってもらったそうです。
現在は、新規店舗の立ち上げをメインに担当する企画運営部で活躍しています。人材募集の手配から面接、数値管理、入社手続きからオリエンテーションまで、新しい人材を迎え入れるポジション。いつのまにか、相談する側から相談される側に立場を入れ替えつつ、“はじめに人材ありき”のベルーフの中核を担っています。