居心地の良い明るさが広がる店内

ゴルフパートナー宝塚店は、各線宝塚駅から車で約8分、42号線沿いにある郊外型の大きな路面店です。鮮やかな黄色い看板が遠目からもわかりやすく、すぐ隣にはコンビニエンスストアもあります。お店に入るとすぐ左手にカウンターがあり、田井店長とスタッフの方々が暖かく迎えてくれました。

「お客様がわざわざ足を運びたくなる、人に紹介したいと思える雰囲気が大切なんですよ」

という店長の言葉通り、豊富な品揃えに「SALE」「買取受付中」といったPOPが並んでいるにもかかわらず、店内には不思議とゆったりとした居心地の良さが漂っています。

新品にはない「商い感覚」が得られるおもしろさ

「入社のきっかけは、前職で培ったゴルフ用品販売の経験が活かせると考えたからです。でも前職で扱っていたのは新製品ばかりで、中古品の買取査定は未経験でした。」

中古ゴルフ用品を扱う店舗ならではの買取業務。未経験で辛かったことはないのでしょうか。

「先輩に教わりながら査定を実際に始めてみると、これが新品だけを扱うよりも楽しくて…。買取というのは仕入れから値付けまで一貫して関わることができるので、お店を運営しているという手応え、やりがいが大きいんですよ。」

ゴルフ用品を扱った経験がなくても、オークション売買のような「商い」をする感覚が好きな人なら、知識が増えていくほどに買取査定は楽しくなるとのこと。接客販売と同時に、商品を見極める「目利き」の技術も学ぶことができそうです。

『ゴルフが下手な人の方がいいんです。可愛がられるから』

買取業務が未経験だったとはいえ、前職はゴルフ業界だった田井店長。ゴルフパートナーで働くには、やはりある程度の知識や技術が必要なのでしょうか。

「それは全くなくて問題ありません。知識があるに越したことはありませんが、業界未経験で入社した社員はたくさんいますし、技術に関しては下手でもいいくらいです。下手な方がかえってお客様に可愛がられたりして。実際僕も下手なんです。」

と即答されました。

「郊外にゴルフ用品を見に来るお客様は、比較的年配で経済的にも余裕のある方がほとんどです。丁寧な対応や豊富な知識も大切ですが、それは僕たちが教えられますから。」

ちょっとしたことでもフィードバックが聞ける

「ゴルフ用語や基本的なルール、商品の特徴といったことはいつでも気軽に聞くことができます。僕はもちろん、先輩からも色々教えてもらえますよ。」

確かに、店長からお話を伺っている間にもスタッフ同士で熱心にやり取りしているようすが見られます。

「こんなときにはこうやって説明するといいんだよ」「この間はこんなやり取りをしたよ」お客様がいないときには、スタッフ間でフィードバックをこまめにすることで、ちょっとした疑問はすぐに解消できる環境が整っています。

「POP作成や接客、買取査定に商品管理など、新人の方でもできることから少しずつ、すべての業務に関わってもらっています。特に手書きPOP作成はお客様へのPRと同時に、商品の勉強や接客の際に参考にできる効果もあるんですよ。」

上下関係にこだわらない、フラットで親しみやすい雰囲気も、お店の暖かな空間づくりに一役買っているのかもしれません。

マイカー通勤もOK、勤務地は希望を考慮

宝塚店をはじめ、株式会社オレンジスペースがFC加盟しているゴルフパートナーは関西に7店舗。すべての店舗が枚方や高槻、大津といった郊外にあり、広い駐車スペースが確保されているのでマイカー通勤が可能です。

「勤務地はできるだけ希望を考慮しています。自宅から近く、自転車で通勤しているスタッフもいますよ。」

車を持っている人はもちろんですが、バイクや自転車通勤ができたり、自宅に近い勤務地を選べるのは嬉しいメリットではないでしょうか。

株式会社オレンジスペースは、フランチャイズ事業を強化するべく2018年4月に分社化し、店舗も順調に増えています。ほかに女性向けフィットネス「カーブス」も5店舗展開しており、今後更なる成長が見込まれます。

「僕自身、『まじめ』とか『ちょっと怖そう』という印象を持たれることも多いので、面接のときにはちょっとボケてみることもあります。今でも販売は苦手だなと思うこともあって、自分のことより採用したスタッフがアルバイトから社員になって売上No.1になってくれたりすると、本当に嬉しくなるんですよ。」

スタッフの成長が、お店や会社の成長にも繋がる。それが自分のことのように嬉しいと語る田井店長。店長同士も仲が良く、社長とは全員仲良しなんだとか。オレンジスペースは、働く人にとっても暖かい陽だまりの場となっているようです。