ディーキャリア

専門知識ではなく、“自分らしさ”が大切だと知りました。

ディーキャリアまずは、入社4ヶ月ながらも生活支援員として活躍されている丹羽さんにディーキャリアでの仕事についてお伺いしました。「利用者の方はライフスキルコース、ワークスキルコース、リクルートコースの3段階を経て、就職を目指します。私は、まずはディーキャリアへ通うことから始めるライフスキルコースを担当しています。勤怠の安定やメンタルケア、講義形式の訓練を実施することもあります。難しいのは、やはり型にはまったマニュアルが無いことです。お一人おひとりの特性や性格、ビジョンも異なりますので、こまめにコミュニケーションを図るようにしています。もちろんスタッフ全員で情報を共有しながら支援していますので、難しいとは感じても、つらいと感じたことは一切ありません」とお話しを通して誠実さが伝わってくる丹羽さんですが、介護士の経験を経て今年ディーキャリアへ転職されたそうです。福祉関係の経験は必要なのでしょうか。

「介護士をしていた頃は、利用者の方々を“特別扱い”しなければならない場面がたくさんありました。でもディーキャリアでは逆です。みんなと同じように接すること、それが社会復帰をするうえで必要なことだと教わりました。その後は、社会人として基礎的なマナーや同僚との関わり方など、私自身が感じてきたことを素直に伝えるようにしています。そうすることで良い人間関係を築けることを、お互いに身をもって実感できるんです。“助ける”のではなく“支援する”という意味が少しだけわかったような瞬間でもありました」と話す丹羽さん。福祉の専門知識ではなく、人と人との関わりの上に支援があることがよく分かりました。

一人でも多くの就職を見届けたいです。

ディーキャリア今後の目標については、「私が関わった方々全員が就職し、そこで夢を実現してほしいです。そして『ディーキャリアに出会えてよかった』と言ってもらいたい」とはっきり話してくださいました。

「まだ経験も浅く、落ち込む日もありますが、先輩方はとてもあたたかく、いつも力になってくださいます。また、本当に力になりたい!と思うような利用者の方々ばかりが集まるディーキャリアの雰囲気を守っていきたいです。そして管理者やマネージャーを目指していきたいですね」と終始丁寧にお話ししてくださった丹羽さんがまとう優しい雰囲気が、梅田オフィスそのものを表しているのだと思いました。

ディーキャリア

「生きていてよかった」に涙が止まりませんでした。

梅田オフィス立ち上げ時から入社され、今は全体を取り仕切る八木マネージャーにもお話をお伺いしました。難しい仕事のように思いますが、これまで続けてこられた理由やきっかけはあるのでしょうか。

「とても印象深い利用者の方がいらっしゃいます。コミュニケーションや読み書きなど多様な障害をお持ちの方でしたが、ひとつひとつ障害と向き合い、私も一緒に理解を深めていきました。出来ないことや難しいことへの工夫や挑戦を積み重ね、最終的に一般企業へ就職することができたんです。そのとき、『わたし生きていてよかったんですね、ありがとう』と言ってくださいました。幼い頃から読み書きなどでも苦しい思いをされてきた方だったので、理解してくれる人に出会えたことがとても嬉しく、二人で号泣した思い出があります。長い人生のなか、ディーキャリアで過ごす時間はほんの一瞬でしかありません。でも誰かの人生に少しでも関われることがこんなにも嬉しいことだと教えてくれたのは利用者さんでした」と胸があつくなるお話しを聞かせてくださいました。
「誰かを助けたい、救いたいなんて大それたことは考えていません。シンプルに新しい出会いが楽しいんです。そしてこの出会いが数年後に“よかった”とお互いに思えるものにしたい、本当にそれだけですね」と嬉しそうに話す八木マネージャーの人柄が利用者さんの支えになっているのだと感じました。

スタッフの働きやすさを考えるのも私の役割です。

社内外問わず信頼が厚い八木マネージャーですが、スタッフの皆さんや梅田オフィスについては「優しいスタッフが揃っています。私はマネージャーらしいことは何もしていません(笑)。ただ、常に人と向き合わなければならない仕事なので、スタッフの支援は私がやる、という思いで全体を注意深く見るようにしています。たまには当オフィスがある第2ビルの地下で一緒に息抜きをすることもあります。意見が通りにくい、言いづらい雰囲気だけは避けたいと思っています」というお言葉どおり、インタビュー中もスタッフ同士が積極的に意見を交わされていました。ときに同じ目線で、ときにマネージャーとしてバランスを取りながらリーダーシップを発揮されていらっしゃるようです。

今後の展開については、2019年に難波センターをオープンすることが決まり、より一層多忙になるようですが「本当にワクワクしてるんです。楽しみでしょうがないんです」と目を輝かせる八木マネージャー。

「とは言っても課題は山のようにあります。発達障害に対する企業への理解度の低さや偏見への対策も同時進行で行わなければなりません。そのためにも一人でも多くの方々に就職できるよう支援し、社会全体の理解度を深めていきたいです」と、新センターがオープンを控えても、八木マネージャーの芯は決してぶれることはありません。2年先、そして10年先もそのあたたかい心で発達障害の方々が自由に就職できる世の中を作ってもらいたい、そんな願いを託すにふさわしい会社でした。