未来を見ながら今を変えていく仕事です。

まずは“人事課”の主な仕事について、責任者である笠原課長にお話をお伺いしました。

「簡単に言うと、新卒採用、中途採用、そして労務など各種規程の見直しや改定が私たちの主な仕事です。と言っても新卒採用は、まだ人材ビジネス事業の“株式会社ジャパンクリエイト”にしか実績はありません。それでも数ある課題を乗り越えてやっと定着しつつあります。このノウハウを他の事業部でも活かしていけたらと考えているところです。労務などの各種規程については、新たにグループ加入する企業の労務規程や給与規程に目を通し、矛盾するところが無いか、また社員がもっと働きやすいと思えるように変更できるところは無いかなどを見極め、改定していきます。グループ全体で少しずつ統一を図っているので、その点のすり合わせや意識づけ、必要であれば勉強会などを開催しています」。

数ある業務のなかで、新卒採用については強い思い入れがあるようです。「新卒採用は、会社の未来のために必要不可欠です。でも数年前までは受け入れ体制が整っておらず、新入社員も受け入れ側も戸惑いがあったと思います。研修や指導方法を人事課で組み立てて提供するなどして、1年1年振り返りながらブラッシュアップを続け、現在は体制も整いました。採用後、営業所や現場でスムーズに対応してくれています。これは人事課の大きな功績だと思います。でもまだまだです。次の時代のために挑戦は続けていきます」と穏やかなお話しぶりの中に垣間見える安心感が部署内、そしてグループ各社からの厚い信頼につながっているのだと感じました。

誰もが活躍できるグループを目指します。

さらに詳しく新卒採用についてお伺いしていると、“女性の活躍”にも目をむけていらっしゃることが分かりました。「来年度(2019年4月)入社の内定者の中には、女性の営業職もかなり増えてきました。これも嬉しい成果のひとつ。もちろんここで終わりではなく、彼女たちが末永く勤務していける会社であり続けなくてはいけないと思っています。その先駆けとして、部下である弓場さんに期待をしています。彼女は本当に積極性もあって柔軟な考え方の持ち主です。今年初めて導入した『インターンシップ』も彼女の発案でした。そんな女性たちがもっと活躍できる会社にしたい。いくら優秀な女性を採用しても、ここでキャリアアップ、スキルアップしたいと思ってもらえなければ意味がないですから。そういう意味では、グループ独自の人事制度もより良いものへ変えていかなければなりません。とくに『ジョブリターン制度(復職制度)』は家族の転勤などで退職せざるをえなかった女性にも、是非利用してもらいたいです。あと、グループ内で転職できる『公募制』も活用できるようにしたい。そうなるとグループ全社を巻き込んでの挑戦になります。課題はありますが、近い将来、女性の役職者が活躍しているグループになっていてほしいですね」。笠原課長ご自身の柔軟な考え方と取り組む姿勢が、弓場さんに影響を与えているのだと思いました。

人“財”採用ができることが嬉しいです。

笠原課長からの厚い信頼のもと、入社から1年と満たないながらすでに多数の実績を残している弓場さんにお話しをお伺いしました。

入社のきっかけについては「前職でも採用担当でした。積極的に採用活動をおこなっている環境ではなかったので、採用にアツい思いをもった会社でもっとスキルアップしたいと思っていました。そんなとき 当社のホームページで『人財採用』『企業は人なり』を見て、ここなら前向きに仕事ができるのでは、 と思い入社しました。入社後の今、一人ひとりの考え方を大切にしてくれる社風が自分にとても合っていると実感しています。また、笠原課長はあらゆることを任せて下さいます。今年初めて導入した『インターンシップ』も、相談するとすぐ社長 、副社長へ通してくださったんです。“やりたい”と思ったことを全力でサポートしてくれる環境で働けて、 毎日とても充実しています」とハキハキ話す弓場さん。その『インターンシップ』については「今年始めたばかりなので試行錯誤の日々です。良かったことはプログラムを作るにあたって、外部のセミナーに連日参加したり、各企業の採用担当者の方に教えていただいたりと採用に関する知識が増えたこと。今はこの知識をどうやって活かすかを考えながら、楽しそうに取り組む学生たちの顔を想像してワクワクしています。人事課みんなで力を合わせて、一人でも多くの学生さんと出会い、採用へつなげたいです」。学生のことと会社のことを第一に考えながら業務に励まれているようです。

“人事課”の雰囲気についても話してくださいました。「小数精鋭ながら、フロアで一番ガヤガヤしている部署だと思います(笑) 。と言うのも、雑談をしているかのように見えて、実は『報連相』をしているんです。だから話しかけづらいなんてことはありませんし、常に状況を共有しています。周りから見るとちょっと変わってる?かもしれませんね」。弓場さんの明るさが部署に良い影響を与えているように感じました。

採用担当ではなく、「お姉ちゃん」でいたいです。

「もうすぐ、私にとっては初めての内定者たちが入社します。初めての選考から採用に至るまで立ち会い、 彼らの成長を見てきた私としては、活躍を期待するばかり。近くでサポートできるのは、入社後すぐの研修までです。でも入社1年目は壁にぶつかることも 多いと思うので、採用担当としてではなく、何でも話せるお姉ちゃんとしてサポートしていきたいです」。インタビュー中も終始明るく、言葉の端々からポジティブさが伝わる弓場さんは周りも自然と前向きにさせる魅力の持ち主だと感じました。ときに寄り添い、ときに激励しながら学生たちを前向きにしている姿が目に浮かびます。

さらに今後の目標は「現在、新卒採用の一部に外部のリソースを活用していますが、ゆくゆくは内製化したいと思っています。 そのためにもインターンシップの精度を高めたり、マーケットの動向を把握したりと、今のうちにできることはたくさんあります。またたくさん学べると思うと、楽しみでしょうがないです」とやる気に満ち溢れていました。

経営理念「企業は人なり」のとおり、笠原課長や弓場さんの努力によってジャパンクリエイトグループの人財を育てる土台づくりが確立されていることがひしひしと伝わってきました。