本社は全国各地のビジネスマンが行き交うターミナルでもある新大阪のすぐ隣「東三国」にオフィスを構えており、同ビル内に「新大阪営業所」はあります。営業所としての歴史は古く、伝統を守りつつもスピード感をもって新たなチャレンジを続ける当営業所のリーダー、津守所長にお話をお伺いしました。

年齢や経験に関わらず、リスペクトできる人の集まり。それが新大阪営業所です。

新卒で入社されてから、若干20代にして新大阪営業所を任されるようになった津守所長。今日に至るまでとても順風満帆のように見えますが、実際は違っていました。

「若いスタッフに所長やリーダーを任せるなど、活躍のチャンスを与えてくれるのが当社の特長です。入社4年か5年で、新しい営業所の所長を任されたときはびっくりしましたが、同時にやる気でみなぎっていました。でも、この営業所は半年後に閉鎖してしまいます。悔しい思いもありましたが、上司のサポートもあり次のステップへ進むことができました。この経験があるからこそ、今の自分がいる、と思っています。」

本社と同じビルにある「新大阪営業所」を任されるようになり、気持ちや取り組み方に変化はあったのでしょうか。

「上司がすぐ後ろにいる安心感がありますし、本社からの情報もすぐに手に入る。そういう意味では、スピード感、決断力、行動力が身についてきたと思います。もちろん、まだまだ半人前だと思っていますが、今後入社してくれるスタッフがもっと働きやすいと感じてもらえるよう、自分自身が見てきた上司のように、“見本”となれるよう頑張りたいです。」

「新大阪営業所他の営業所と違うところといえば、ベテランの社員が多いところです。人材派遣のノウハウを十分に持った方々が多いので、今だに相談することも多く、とても頼りになります。逆に、ベテランの方々が苦手な契約関係や細かい申請などを若手スタッフがお手伝いしています。お互いに補い合い、サポートしあえるのは、当営業所ならではかもしれません」と話す津守所長。経験や年齢を尊重しながらも、役職や職務を越えた関係性を築きあげているそうです。

今後の目標については、「新大阪営業所を任されている限り、派遣スタッフ、社員、関わる全ての人が働きながら幸福を感じられるような環境をつくっていくのが第一の使命だと思っています。そして、滋賀、京都、そして石川まで営業所や拠点を増やせるよう、自分自身の領域を広げていきたいですね。」と話してくださいました。おだやかな口調のなかに強い意思が垣間見えました。関西一円を任される日も近いのではないでしょうか。

挑戦を続ける日々に「一期一会」の輝きがある。

今年7月でやっと入社1年という短いキャリアながら、その活躍によって圧倒的な存在感を放つ朴さん。中国語はもちろんのこと、日本語、韓国語、英語を操るマルチリンガルでありながら、決して気負わず優しい笑顔にやわらかな口調で相手を和ませる、その魅力と仕事ぶりについてお伺いしました。

「私の仕事は外国籍の方々の採用から、就職先紹介、就労管理です。1年前は8名ほどだった担当スタッフも、今は50名以上になりました。一人ひとりの希望や能力をヒアリングして、紹介を行いますが、始めのころは難しいことだらけ。派遣の法律はもちろんのこと、就労ビザや派遣先の専門用語が飛び交う現場で、一言も話せず悔しい思いをしたことを覚えています。

でも、西日本統括部、海外事業グループそれぞれの上司が手厚くサポートしてくださり、今では対等にお話しできるまで成長しました。歴史の浅い海外事業グループでは、決断力と行動力が必要不可欠。海外文化の理解も深く、何より決断が早い二人の上司を本当に尊敬しています。」

苦労もたくさんされたようですが、もともと何故この仕事を選ばれたのでしょうか。

「やっぱり人が好き、だからですね。昔、バックパッカーで世界を旅したことがあります。出会い、別れ、発見を繰り返すなかで、『一期一会』を大切にしたいと強く思うようになりました。この想いを軸に仕事ができれば…と思い、派遣会社を選びました」と話す朴さんの優しい雰囲気は、就職で不安を抱いている外国籍の方々の心を解きほぐしているのではないでしょうか。

「自分自身も、日本での就職に苦労しました。同じ苦労をしないように手助けしてあげたいという入社当初抱いていた思いは、今後も変わることはありません。大きな力にはならないかもしれませんが、小さな力でコツコツとバックアップしてあげたいと思っています。」

その誠実さから、数多くの派遣スタッフから感謝され、海外からのお土産もいただくそうです。深い関係性ができている証ですね。

「現在、外国籍の方がいたるところで働いているように見えていても、やはりまだまだ就職できずに悩んでいる方が大勢いらっしゃいます。ベトナムやネパール、東南アジア諸国のみなさんのお悩みを聞く機会も増えてきました。今後もそんな方々をサポートしていきたいと思っています。その目的の先に、ジャパンクリエイトの海外事業グループの発展があります。東日本と連携を取りながら、600名の採用を目指します」と優しい笑顔の中に意志の強さ、輝きが垣間見えました。